横浜市戸塚区の美容業者でつくる「戸塚美容組合」が今月から、東日本大震災の影響で区内に避難している人に対して、カット料金などを割引するサービスを始めた。同組合の佐藤栄一会長は「サービスや会話を通してリフレッシュしてほしい」と話す。
同組合は震災発生直後から、被災地の美容組合にはさみやタオルなどの仕事道具を届けてきた。ボランティアで現地に向かうことも考えたが、「現地の美容師の仕事を奪うことになる」(佐藤会長)と自粛。違う形での支援を考えていたところ、区内に避難者が暮らしていることを知り、割引サービスの実施を決めた。
会員店舗約70店が対象で、避難している各世帯の人数に応じ、同組合が区を通じてサービス券を配布。対象店舗でサービス券を使うと、利用者は3千円が割り引かれる仕組みだ。
区福祉保健課によると、6月28日現在、区に申請している避難者は21世帯、51人。すでに利用している人もおり、佐藤会長は「喜んでいただいたと聞いている。今後もたくさんの方に利用してもらい、長く続けていきたい」と話している。
区に申請していない避難世帯からのサービス券の申し込みも、同課窓口や会員店舗で受け付ける。
問い合わせは同組合事務局(美容室らいぶ) 電話045(864)3833。